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合流地区3-23 : 株式会社志多組

現場レポート

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合流地区3-23

2022年8月30日

皆さんこんにちは。

今回現場を担当した川野と申します。

 

今回紹介する現場は、宮崎市上下水道局発注の管渠改築工事です。

これは老朽化した下水道管の更生を行うもので、当現場は宮崎市松橋1丁目に位置し、昭和20年代に築造された矩形の下水管です。

 

工事前の写真です。70年以上たっており老朽化が進んでいます。

 

管更生工法は道路を掘削することなく施工できるため、交通車両や地下埋設物、地域住民への影響を極力抑えることができ、既存下水管を効率よく改築できます。

既存下水管の内側に表面部材等を組立て、既設下水管との隙間にモルタル等を注入することにより更生していきます。

 

更生イメージ【パルテム・フローリング工法】

 

 

 

当現場では数ある更生工法の中から、

パルテム・フローリング工法」を採用しました。

 

様々な形状断面に対応でき、優れた耐久性をもつ製管工法です。

また、特殊な機械や大型の機械を使わない人力施工であるため、限られたスペースで施工できます。

工事に当たっては、酸素欠乏症や熱中症等に十分に気を付けながら作業を進めました。

 

施工の流れを説明します。

 

1.準備工

施工に先立ち、既存下水道管の事前調査を行います。

既設管の損傷具合や侵入水など施工に支障のある事象を見つけ出し、あらかじめ適切に処理します。また形状寸法や取付管等を確認し、構造計算及び流量計算を行います。

侵入水がある箇所を止水しています。

 

2.鋼製リング組立

前処理完了後、分割された鋼製リングをマンホールから運び入れ、ボルト結合により鋼製リングを組立てます。熟練工が様々な工具を駆使し、㎜単位の精度で組み立てていきます。

 

3.かん合部材・表面部材組付け

鋼製リング組立完了後、表面・かん合部材をマンホールより搬入し、鋼製リングに組付けます。

 

4.裏込材充填

既設管と表面部材との間に高流動・高強度な充填材を注入します。

ミキサー車で運んできた充填材をモルタルポンプで注入します。注入圧や注入量、充填状態等を綿密に管理しながら作業していきます。

 

充填材が全周に充填されたのを確認し更生完了です。

 

 

下水道は、我々の生活に欠かすことができない重要なインフラの1つです。

 

酷暑の中、下水道という劣悪な環境の中で頑張っていただいた作業員の皆様のおかげで大変良質な更生管ができたと確信しています。

 

ありがとうございました。

 

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