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ICT活用シリーズ(第3回) : 株式会社志多組

現場レポート

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ICT活用シリーズ(第3回)

2021年11月11日

株式会社志多組・土木本部は、
ICT技術の活用に積極的に取り組んでいます。

国土交通省が推進するi-constructionへの取組みはもちろん、測量の3次元化による効率化を働き方改革の一つと位置付け「若者が働きやすい職場環境づくり」を進めています。

これまで現場で行ったICTの取り組みを、
【現場レポート】のコーナーを借りて不定期でご紹介しています。

 

3次元データの活用

 

ICT技術は建設業にも次第に広がりつつあり、国土交通省が推進するi-constructionによりさらに拡大を続けています。

その中で3次元データは設計データの作成に活用されており、これにより機械の施工・出来形の評価などが従来の手法に比べてとても簡単にできるようになりました。

今回は、この3次元データの活用の利用をテーマにします。

 

■完成予想図

今ではそう珍しくはないのですが、以前完成予想図の作成は数十万円の費用を要するために、特別にアピールする機会がないと簡単に作成できるものではありませんでした。

しかし、現在、ICTを積極的に活用することで割と容易にまたリアルに作成することができるようになったため、地元関係者への説明資料として高い効果が今後期待できます。

 

完成予想

 

実際の完成写真

 

■現場仮設の検討

建設現場は、本体工事を行うために足場・土止め等の仮設工事を行わなければなりません。

特に土木工事は、自然の地形・地質の影響を受けやすいために施工前の十分な調査・検討が必要です。

そこで、3次元データを活用することで平面図では読み取りにくい構造物間の位置関係を立体的に感じ取ることで、より施工に適した仮設を行うことができます。

 

平面図での仮設矢板の位置図

 

3Dソフトで作成した仮設矢板の設置図

 

現地の地形と構造物との位置関係を関係者間で共有することで、
打合せがスムーズに運びます。

 

■保安施設の検討

舗装工事などの路上での作業では、一般通行者の安全を第一に工事を行わなければなりません。

あらかじめ、現地の状況に合わせた保安設備の配置を検討することができます。

 

3次元データの活用は様々なメリットがあります。

しかし、建設系の3Dソフトはまだまだ難解な操作性・高価格・低い汎用性などから、だれでも簡単に利用できるものではありません。

このため、今後普及が拡大することで誰でも手軽に活用できる環境になることを期待しています。

 

今回は以上です。

今後も不定期で掲載します—–<(_ _)>

 

 

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