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現場レポート

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ICT活用シリーズ(2回目)

2021年4月19日

土木本部ではICT技術の活用に積極的に取り組んでいます。

国土交通省が推進するi-constructionへの取組みはもちろん、測量の3次元化による効率化を働き方改革の一つと位置付け「若者が働きやすい職場環境づくり」を進めています。

これまで現場で行ったICTの取り組みを不定期でご紹介していきます。

 

【現場での活用事例】

 

■河川改修工事で正確に勾配を施工

堤防の改築工事で河川敷に0.5%の勾配をつけて正確に整地しなければなりません。

 

横断図

 

従来の施工では10m程度ごとにトンボ(高さの目印)を設置しなければなりませんでした。

またこの勾配を平坦に仕上げるには相当熟練したオペレーターでなければ時間がかかり平坦性も悪いためコストも工程にも大きく影響していました。

このような作業にうってつけなのがICT建機の一つであるMC(マシンコントロール)ブルドーザーの存在です。

人工衛星(GPS・GLONASS等)による測位と機体のセンサーなどによる自動制御で排土板が3次元の設計面上を滑りながら(のイメージで)均していくので、熟練者でなくても「上手い」「安い」「早い」施工ができるようになりました。

もちろんトンボ設置も不要です。

 

MCブルドーザーによる敷均し

ヒートマップで分かる均一な仕上がり状況

 

■浚渫工事への活用

浚渫土を陸揚げし、仮置きした数量の計測に写真測量を利用しました。

仮置き場所は一定の断面形状ではないため、従来の手法で正確な土量を計測するには小刻みな横断形状の計測が必要となり多くの労力を要します。

このためICT技術の一つである空中写真測量を利用しました。

 

写真測量で得られた仮置き前の点群

仮置き後の点群

仮置き前後の点群から「点高法」で体積を計測した画面

 

 

【ICT用語の解説】

 

■MC(マシンコントロール)/MG(マシンガイダンス)

ICT建設機械の操作制御の違いで分類した名称です。

バックホウを例に挙げると、
操作室のモニターに映る設計面と機体の動きを見ながらオペレーターが行った掘削操作に対して、仕上がり面を超えないように(掘り過ぎないように)機械の動きを制御するのがマシンコントロールで、
オペレーターが制御しないと掘り過ぎてしまうのがマシンガイダンス(「この線が仕上がり面ですよー」って案内するだけ)です。

オペレーターは右の画面を見ています。

 

MCバックホウ

MCブルドーザー

 

■点高法

ICT技術を活用した工事での土量の計算方法の一つです。

起工測量で得られた点群に算出対象の3次元設計データを重ねた空間を、1辺が0.5mのメッシュで細かく柱状に分割します。

この柱の設計面と点群面の高低差に柱の面積(0.5m×0.5m)をかけたものを集計して全体土量(切土量と盛土量に分かれる)を算出します。

 

着手前点群と3次元設計面を重ねたもの

0.5m×0.5mのメッシュで分割して個別に計算

細かく分割した柱を集計して全体の土量ΣVを算出

 

今回は以上です。

今後も不定期で掲載します—–<(_ _)>

 

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