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小戸之橋JV : 株式会社志多組

現場レポート

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小戸之橋JV

2020年10月12日

この現場は、

宮崎内環状線の一部である小戸之橋橋梁整備事業の

一部をなす工事であり、小戸之橋右岸の古川橋の一部を取壊し、

高規格化して作り直す内容です。

 

 

【①】まずは、ぶっ壊す

 

ワイヤーソーによる切断。

まずは、旧古川橋をひたすら穴だらけに。

 

下の写真のカラーコーンは、コアにより開けた穴の位置です。

このコア穴は、ワイヤーソーのダイヤモンドワイヤーや

玉掛ワイヤーを通すための準備工程です。

 

つぎは、ただひたすら切り刻む!

 

ワイヤーソー切断は、

ダイヤモンドチップが埋め込まれたワイヤーを対象物に巻き付け

ワイヤーを高速回転し、対象物を切断する工法です。

 

そして、時々吊り上げる。

 

切断した部材は、そのまま処分場へ。

 

まだまだ、切り刻む。

 

やっと、完了です。

 

否、まだまだ切り刻む。

そして、時々吊り上げる。

 

反対側も。

 

完了しました。

 

切断方法他のPDCAに協力いただいた、

㈱カワノ工業の皆様に感謝します。

 

【②】地盤改良

つぎなる工程は、

どっかんドッカン噴火させること ⇒ 高圧噴射による地盤改良。

まずは、溶岩という名の排泥の流出防止に大型土のうを。

 

つづいて、人類の避難場所を。

準備完了かと思いきや、ここでコロナ禍が・・・

約1カ月の工事中止!

 

気を取り直し、工事再開!

 

▽噴火口を作成

 

▽噴火中

 

▽火口の様子

 

この工法は、所定の深度まで事前に削孔を行い、

先端のノズルから40Mpaの高圧で地盤改良材を噴射し、

土砂の一部を上部に噴出させながら改良半径内を地盤改良材で置換え、

地盤強度を強化させる工法です。

 

噴火発生装置が、こちら

ただし、圧力は掛かっていないので・・、そして水ですから。

 

このノズルから40Mpaの高圧で地盤改良材が噴射されます。

狭い空間で排泥処理に従事していただいた、

㈱環境未来恒産の皆様に感謝。

 

もちろん、その他もろもろご協力いただいた、

日特建設㈱他の方々にも感謝。

 

そして、工事用水補給に尽力いただいた、

角井さんにも感謝いたします。

 

【③】下部工

まずは、新旧打ち継ぎ目処理。・・・地味にきつかった!

 

普通に、施工中。そして、完成

 

【④】上部工

上部工に用いられる鋼材は、福岡県にて製作。

それがこちら▽

 

この鋼材は、対候性鋼材(コルテン鋼裸使用)といい、

鋼表面に保護性錆(安定錆とも呼ぶ)を形成するように

設計された低鉄合金鋼です。

 

鋼材表面に発生した錆が比較的緻密なため、

錆の内部進行を妨げる鋼材です。

これが、1,〇〇〇万円なり。

 

あとは、これを現地で再構築するのみ

 

その様子が、こちら▽

 

主桁を勾配なりの角度で吊ってます。

 

床版を切り刻みクレーンで吊り上げるときに、

縦断勾配が邪魔して全然吊り上げられず途方にくれた経験から

学習しました。

 

そして、架設完了!(8月18日)

 

これにて、当現場の名シーンの最終回です。

あとは、床版とその他工種を残すのみです。

 

あと残された時間は、10月30日まで、2カ月少し。

最後まで、走り切りますので、宜しくお願いします。

 

 

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