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宮崎空港土木施設維持修繕工事 : 株式会社志多組

現場レポート

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宮崎空港土木施設維持修繕工事

2020年5月20日

「宮崎空港土木施設維持修繕工事」の現場を

監理技術者の松田が紹介します。

 

まずは、現場の説明です。

現場職員は、

代理人が高橋主任、

ほかに5名の技能職員が昼夜交代で勤務しています。

工事場所は、宮崎市大字赤江無番地 となります。

工事内容は、

1.巡回点検工事

2.草刈工事

3.清掃工事

4.標識維持工事

5.植栽維持工事

6.緊急補修工事

を年間通して作業しています。

 

それでは、

順番に工事内容を解説していきます。

 

1.巡回点検工事

年間で42回実施します。

宮崎空港内制限区域内の滑走路、誘導路、エプロンを

徒歩にて舗装面の性状を目視点検する作業で、

2日間の夜間作業となります。

異常個所があれば直ぐに補修作業を実施します。

(空港の運行に支障がないようにするためです。)

 

※『エプロン』とは、
飛行場の中で乗員・乗客の乗降、貨物の積み下ろし、燃料の補給、簡易な点検整備などのために航空機を駐機する場所のことです。

 

2.草刈工事

年間で2回実施します。

(1)大型機械による草刈状況

刈幅は2.4mで、1時間当たり10,000m2を刈り取ることができます。

 

(2)大型機械による集草状況

刈り終わった草を集めて畝状(うねじょう)にする機械

 

(3)大型機械による梱包状況

畝状になった草をロール状に梱包します。

直径1.2m、幅1.2m、重量約500kg

 

(4)梱包したロールの積込搬出

4tダンプトラックに4個、積込指定された場所へと運び、

その日のうちに家畜農家に引き取られます。

多いときには1日に60個ほど、年間を通して1200個ほど搬出。

牛の飼料としては無農薬なので農家の方には大変喜ばれています。

おいしい宮崎牛となり間接的はありますが

地域貢献にはなっていると思います。

 

3.清掃工事

(1)エプロン清掃【昼間】

清掃面積は121,000m2で、1年間で6回行います。

1番スポット~17番スポットまで、

飛行機離発着時間帯に清掃をします。

(飛行機が駐機していない間に清掃するため)

常時飛行機の動きに注意しながらの作業のため

緊張の連続作業となります。

 

(2)滑走路清掃【夜間】

清掃掃面積は、170,300m2で、1年間で6回行います。

(幅45m ×  延長2,500m)

 

(3)誘導路清掃【夜間】

清掃面積は、224,000m2で、1年間で6回行います。

 

4.標識維持工事

マーキング作業

滑走路、誘導路、エプロンのラインを常温式にて施工します。

既設ライン上の上塗りとなります。

毎年約13,000m2を塗布します。

14㍑/缶で250缶ほど使用します。

 

5.植栽維持工事

ターミナル地区 【枯損枝除去】

毎年1000本以上の洋木を高所作業車を利用して作業します。

梅雨の時期、洋木に綺麗な花が咲く前を目安に作業します。

開花すると花を求めて蜂がたくさん飛んでくるので、

刺されない為と雨で草刈工ができないという事情もあります。

 

6.緊急補修工事

(1)『特定外来生物』オオキンケイギク除去作業

オオキンケイギク

 

昼間除去作業状況

夜間除去作業状況

 

(2)アスファルト舗装補修

道路陥没箇所の舗装補修作業です。

路盤工事状況

アスファルト舗装状況

舗装完了です。

 

 

最後に、

当社が「宮崎空港の維持修繕工事」を受注したのは

昭和40年ころからと先輩より伺っておりますが、

先輩の教えを継承しつつ、

宮崎の空の玄関口を綺麗にしているという誇りと自覚を持って、

作業所職員一同安全に作業をしていきたいと思います。

 

ターミナル地区空港ビル周辺

 

飛行場内エプロン周辺

 

 

ご覧頂き、ありがとうございました。

 

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